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2010年12月21日

執着を絶つ柔軟性

 やたら石と取りに行って失敗する、というのはよくあることのようだ。その一方で地取りに偏して形勢を損なうことも、同じくらいよくあることのようだ。毎日碁席で人の碁を見ていて、そしてときにはアドバイスなどもしながらいつも思うのは、ほんのちょっと執着を絶つ柔軟性があれば、ということである。

 石を攻めることは悪いことではない。というよりもいいことだ。だが攻めて失敗するのは、「取れそうだから絶対に取ってしまわないと気が済まない」というような固執が原因なのだ。もちろんただ逃がしては大いに甘い。しかし、無理して取らなくてもよいのである。気分良く攻めているうちに、いつしか無理して取りに行っているということは非常に多い。前半と後半の質的変化に気がつけるかどうか。

 同じような例として、大きな地が完成するからと弱石を手抜きして悲劇を招くこともまた多い。ここに打てば30目の地が完成するから、こちらの石は弱そうだけどちょっとぐらい大丈夫だろう。そんな感じで不急の囲いに手を費やして、急場を逃す。そこにあるのもここは守り切りたいなどというつまらぬ固執の心理である。

 碁は、最終的に地の合計が多ければよいので、どこに地を作らねばならぬ、この石と取らねばならぬという決まりはない。しかしなまじいい形の地模様ができると、それが可愛くなって状況の変化にもかかわらず固執してしまう。取れそうだと思うと手が止まらない。そういう心理は碁打ちなら実感を持って共感できるはずだ。そういうものから自由になって、ものごと柔軟に対応できるようになるとぐっと碁が上がるはずなのだが、そのほんのちょっとのことが非常に難しいことなのである。
posted by das53jp at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 上達法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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