今日も、中部総本部所属の武田初段が碁席にいらしたりと、ネタには困らないのですが・・・全国大会直前の直樹や和平も武田先生に指導をいただけたのでよかったです。
ところで、この問題については書かざるを得ないので。
GO!さんのブログによると、絶版回収とのことです。いやー、ついに来ましたか。東京創元社の公式発表はこちら。
実はこの本には張栩の詰碁も入っているのです。個人的には加田詰碁、前田詰碁、関山詰碁あたりは「古典」と言い張れるかもしれないが、さすがに張栩詰碁はまずいだろと思っていました。結局直接の引き金になった加田詰碁の方からだったというオチになりましたか。
以前、大橋拓文プロも「自分の詰碁が(いつのまにか)韓国で紹介されていた」という記事を書いていたと思いますが、詰碁に対する文化の違いなのかもしれません。
著作権といのは難しいものです。著作権を保護しなければ、創作活動が困難になりますが、厳しくし過ぎれば創作物の流通そのものを阻害します。適度がいいのはあたりまえですが、その見極めは困難です。
#個人的には日本での新聞社の棋譜の扱いなどは少し厳しすぎるとさえ思います。
ましてや詰碁は特殊で、よりデリケートです。
まったく同じ形は言語道断。石の色を入れ替える、向きを変えるのも、姑息な手段で意味をなさないでしょう。しかし、ほんの少し石の位置が変わっている場合(外側のカケツギがカタツギになっているとか)はどうなんでしょうか?「題意は同じ」なのだから盗作と言えるでしょうか?1か所でだめなら2か所なら?同じ題意でも違う作品という印象を持てる問題も確かに存在するので難しい問題です。姑息な改作とそうでないそうでないもののを分つ基準とは何なのでしょうか?
そもそも、こういうことをうるさく言うなら、一つ一つの作品を登録管理するなどの仕組みがなければ無理で、そうでなければ水かけ論なるだけです。
実際、張栩詰碁の中にも偶然井口プロが同じ形の問題を作っていたというエピソードが紹介されています。自分の創作だと思っていても、そうでない可能性も充分あるわけです。難解で高度な創作詰碁ならともかく、シンプル問題の場合はかぶらない方が難しいという事情もあります。
詰碁の著作権は、おそらく存在した方がいい(高度な創作詰碁には値打ちがあり、その作者の権利は守られるべき)が、曖昧な部分が多すぎてその運用は非常に難しいものだと感じます。
個人的な感想:買っておいてよかった。
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