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2010年06月09日

勝つための一手

 先日ある生徒に注意したことなのですが、囲碁は「勝つための一手」を打ち続けることが大事だと思います。自分なりに最善を尽くすということですね。こう書くと簡単。


 厄介なのが、囲碁というものは人間の頭脳で読み切れるようなものではないということです。ましてや我々はアマチュアですし、わかることなんてたかが知れています。実際わからないことのほうが多いわけです。
 結局、(わからないなりに)できるだけ考え、判断し、決断するということが求められるわけです。囲碁を読み切って打とうなどというのは、割り切れない割り算を割り切ろうというような矛盾があります。

 ここに心理的要素が入り込む余地があります。

 気持ちが張ってるときであれば、自分に甘い読みはせず、客観的にものを見て判断し、自分の実力の範囲での最善の読みができます。自分の能力限界まで考えるためには気持ちの充実が大切です。

 しかし、形勢を損ねたり、ミスをしたるすると気がくじけます。そして気がくじけると、そういかなくなるのが常です。よく考えもせずに囲碁の「よくわからない部分」に投機的な期待を寄せたくなるものです。

―何とか手にならないかな
―何となく頑張りきれるだろう
はたまた
―相手が間違えないかな

などといった感じの打ち方になるのです。よく考えもせずに、良い結果を求めるような状態になったら、まずうまくいきません。

 第一そんな状態を碁を打っているといえるのでしょうか?何も考えず石をばらまいているだけなのですから。着手は自分の意志であり、棋譜は自分自身なのだとしたら、そんないい加減な考えで着手をするくらいなら、投了した方がいいでしょう。

 形勢が悪いときは無理も仕方がないものですが、本当に破れかぶれか、自分の最善の努力をした上での無理かで、結果はずいぶん違ってきます。どんなに苦しくても、冷静に努力することが大切だと思います。
 
 かくいう私も、なかなかこれは守れません。真剣に打った碁は帰宅後棋譜を記録するのがきまりなのですが、記録しながら嫌になることは再三です。打ち続けるのなら、もうちょっとよく考えろよ自分。悲しいことにそういうことはしばしばあります。自分の気持ちをコントロールするというのは非常に難しいものです。

 そういう経験を通して、一応ルールをつくり、形勢が苦しいときには「今打つ一手が本当に自分が勝つために考え抜いた手なのか?」ということを自問自答することにしています。その手は勝つための一手なのかどうか?そう問いかけて最後まで自分の最善を尽くそうとしています。

 この方法の欠点は、メンタルが完全に崩壊すると、そういった自問自答自体をする余裕がなくなるので意味がないということです(涙)よって対局中は、メンタルのこまめな補修が必要です。自分を励ましながら、自分がやる気をなくさないように気を配りましょう。

 勝利に向けた現実的な努力―「勝つための一手」を打ち続けるのはかなりタフな作業です。注意した生徒は今週末大きな大会があるのですが、最後までタフに戦いぬいてくれるでしょうか?
posted by das53jp at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 上達法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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