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2010年01月08日

打碁集不足

 個人的に、最近は面白い打碁集が出ないというのが悩みなのですが、よくよく考えると打碁集が出版されていないわけではありません。最近だけでもこんな感じ。




 どちらもよい内容でお面白い。秀甫の方はシリーズ本で、すでに秀和、秀策、丈和、大仙知が出ています。

 しかしです、それでも打碁集不足を感じてしまいます。それは何故か?それは新味に乏しいから。現代の棋士の打碁集が全然出版されません。
 グランドスラムまであと一つと迫っている張栩十段、名誉棋聖までやはりあと一つまできている山下棋聖、これまでに天元棋聖本因坊を獲得している羽根本因坊、名人本因坊を達成している高尾九段。これだけの実績があれば、昔ならまとまった形での打碁集が出ていました。もっとも依田先生ぐらい国内国外の実績のあるベテラン棋士でさえそうなのですから当然と言えば当然ですが。昔の感覚でいうと異常事態。

 理由はいくつか考えられて、不景気、囲碁人気の低下、日本の囲碁での国際的地位低下というようなことがあげられましょうか。
 初級者向けの問題集といった実践的な書籍に比べ打碁集は売れないものです。(棋譜並べを楽しむひとは囲碁ファンの中でも限られる)売れないものをわざわざ苦労して出版するのは愚策という経済的な論理があるでしょう。これは昔からあったのかもしれませんが景気の低迷の影響は大きいと思います。
 そして、囲碁ファンの減少で、ただでさえ少ない打碁集ファンが減ってますます売れなくなるという悪循環があるでしょう。
 さらに、日本の棋士が弱いということが国際棋戦ではっきり結果として残ってしまっています。その影響も大きいでしょう。昔は日本の名人=世界の第一人者でした。昨年最大の話題は井山新名人誕生ですが、井山名人も国際棋戦では苦戦しています。棋士の商品価値はやはり強さですから、世界戦での成績低迷が打碁集の売れ行きに影響するのは当然で、出版の逆風になるでしょう。

 そういうことは理解できるのですが、やはり打碁集を出す努力はしてほしいですね。棋譜は棋士の命、それを一般のファンに伝えるのが打ち碁集ですので。

 加えて、世界の覇者の打碁集も出てほしいですね。李昌鎬、李世石、常昊、古力。打碁集は無理でも、こういった棋士の棋譜を自戦解説で並べてみたいものです。第一人者の考えていることというのには興味があります。日本の囲碁雑誌(週刊碁を含む)は世界戦の扱いが低すぎるのでがっかりです。

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ラベル:打碁集
posted by das53jp at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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