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2009年02月20日

現状をよく見る

 今日は棋聖戦2日目。ここまで細かい勝負が続くものの、ちょっと盛り上がりに欠ける気がするのは気のせいでしょうか。

 棋聖戦の裏で(棋聖戦の方が裏なのかもしれませんが)、農心杯終了。初出場李世石が常古連覇で韓国優賞となりました。最終戦は李世石VS古力はすごい碁でしたね。素人目に白の序盤作戦はあまりいけてない気がしましたが、その後の進行を見るとものすごい強手連発で目が回りそうです。

 今回農心杯で日本は1勝のみ。例によって国際戦で負ければ、ネット上で日本棋院や日本棋士バッシングがされます。ファンの心情としては仕方のない面もあると思いますが、一方でやや冷静さを欠いているように思いますね。
 日本棋院が一般への普及事業を怠ってきたことは明白で、今現にそのツケを払わされており、その点で日本棋院は批判されて当たり前でしょう。ただ日本代表選手が対局に負け続けているのは、個人としての努力不足ではなくて構造的な問題なのです。出場した棋士を過度に非難するのはどうかと思います。

 私見では日本の「囲碁国力」は既に中韓に大差をつけられていて、こういう結果がでるのは止むを得ないと考えています。
 「囲碁国力」とは、囲碁人口と技術の成熟度(集積度)を掛け合わせたものですね。日本は昔は囲碁人口が多かったですし、江戸時代以来の技術研究の積み重ねがあり、文字通り世界最強の時代がありました。しかし20世紀後半に中韓が囲碁に本格的に取り組み出し、技術面で日本に追いつきました。しかも中韓が囲碁人口を爆発的に伸ばしたのに対して、日本は減少傾向にあるわけで、そこから導き出される結論は明白だと思います。技術レベルが同じならば、たくさんの人間で切磋琢磨している集団の方が勝つに決まっています。実は囲碁人口の比率から考えれば「世界戦でたまにベスト8に残れる」ことは善戦とさえ言えるのじゃないでしょうか。
 
 そういった現実を踏まえた上で、今後どうしてゆくか建設的な話をすべきだと思います。
posted by das53jp at 11:51| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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